「ゆくとしくるとし」が終わった深夜。
BS11では,「ベルリン・フィルのジルベスター・コンサート」の
生中継が放送される。
今年のメインは,ウォルフの「カルミラ・ブラーナ」!!
最初の部分が特に有名な曲で,昔,外国煙草のCF*1のBGMに使われていた。
ちょっと,『オーメン』のテーマ曲に雰囲気が似ているのが,気に入った
本当の理由だと知ったら,音楽通の人たちは,眉をしかめるにちがいない。
でも,宗教的な雰囲気をかもし出す混成合唱には,人をハレの世界に追いやる
何かがあるような気がするのは,私だけだろうか。
最初に手にしたCDは,なんと『オーケストラの少女』や『ファンタジア』に
出演し,指揮を振るった,音の魔術師ストコフスキー。
彼のディスクはどれを聴いても,彼独自のアレンジが加えてあって,豪華絢爛
な曲に大変身してしまう*2。
その次に入手したCDは,ピアノ版。もちろん合唱はあるのだが,一台でオー
ケストラに変容してしまうピアノ版もなかなか趣がある。
*1:ジェームズ・コバーンが007ばりのエージェントに扮し,お約束としてその煙草を口にくわえる
*2:まるで,目立たぬサラリーマンが,派手な女装をして,美女にトランスするかのように・・・