magurit’s blog

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トランスな世界

 No.272
  ●投稿者:マグリット(♂)
●投稿日:02月09日(月)04時19分01秒

   ◆敢えて『指輪物語』と・・・・
   「ロード・オブ・ザ・リング」の完結編が近々公開とか。
   この土日,地上波とWOWOWで,先の二つの作品を見る機会を
得たが,「あの青春の名作が映像化されるなんて夢を見ているの
か」と感慨深いものがあった。
    別に,手前味噌(昔は,自宅で味噌を造る習慣があったので,
この言葉が生まれたとか)ではないが,大学の1,2回生の頃
   (25年前かな)に,評論社文庫の小さな文字で6分冊を読ん
だ。岩波JR文庫の『ホビットの冒険』も併せて探して読んだ。
    剣と魔法の世界にのめり込むのに時間はかからなかった。その
ころのファンタジーは,剣と魔法が,ダークな雰囲気を醸しだし
主人公の成長の物語としては,冒険小説(AF)と似たような
パワーを秘めていたように思う。
指輪物語』を終えた私は『コナン・サーガ』(未来少年コ
ナンではありませんよ。シュワルツェネガーの映画にもなった
作品)『戦士ブラク・シリーズ』そして『グイン・サーガ』に
たどりついた。当時のファンタジー作品は,童話作家ではなく
SF作家やAF作家が書いていたように思う。
そのためか,SF的趣向が凝らされ,非常にそそるものがあ
った。
指輪物語』がヒットしたのは,アメリカからだと聴く。
神話をもたない(欧州からの侵略者としての)アメリカ人に
とって,特にベトナム戦争と対峙していたヒッピー文化には
受け入れられたようだ。そこから,アメリカ産のファンタジ
ー神話が数多く生まれた。異色な神話としては,ラヴクラフ
トのクトゥルー神話もその1つかもしれない。
指輪物語』の映像化は不可能とされ,アニメーションで
公開された頃から,童話的ファンタジー(否定はしませんよ)
が,ごちゃまぜに出版されていった。『オズの魔法使い』的
な作品にまで,魔法がふんだんに取り入れられて,決して死
人が出ない作品が溢れかえった。
 『ハリー・ポッター』群の出版の成功をとやかく言うつも
りはないが,『指輪物語』と同列で扱って欲しくないとは,
個人的に思う。
北欧のエッダやサガ,ワーグナーの指輪三部作の流れを汲む
指輪物語』は,壮大で希有な作品だからである。

追記.『グインサーガ』も第1〜5巻,および外伝1ぐらいは,
『コナンサーガ』を踏襲する作品になるかと思っていたが,
『魔界水滸伝』といい,出だしはワクワクさせてくれるの
だが,あとに行くほど,ご都合主義的な作品になっていく
のは残念至極である。

No.273
●投稿者:マグリット(♂)
●投稿日:02月09日(月)04時27分07秒

◆さいぼうぐ?
   「生物の体は全て細胞でできている」
   「細胞」という言葉を発明したのはフックとか・・・。
   こんな事習った記憶はありませんか?
   では,こんな事考えたことありますか?
     ・手の平にセロテープを貼って,はがしたら細胞は,
くっついてくるかどうか。
     ・脂肪(あぶらみ)って細胞?
     ・目の水晶体って細胞?
   いかがでしょう。