magurit’s blog

はてなダイアリーからの移転です!

トランスな世界

No.259

 ●投稿者:マグリット(♂)
 ●投稿日:11月09日(日)20時05分51秒

◆久々のコンサート
 地球の大きさのイメージについては,後日,また提起すると
して(苦笑),11/4,久々にピアノコンサートに行って来ま
した。
忙しかったのですが,「今日は何があっても行くぞ!」と,
仕事を残して出かけました(翌日,忙しかったですが・・・。)
いずみホールまで,車でひとっ走り。
松本昌敏氏のピアノリサイタル。
〜郷愁のロマンティシズム〜 
と副題のあるリサイタル。
とても,わがままな(失礼かな?)選曲がよかったです。
ショパンポロネーズ第五番が最初の曲。
英雄とも軍隊とも違って,どちらかというと,エチュード
革命を思わせるまさにポーランドの郷愁なのでしょう。
続いて,ハンガリーのドホナーニ/ハンガリー牧歌 第三番。
初めて聴く曲ですが,リストのハンガリーとは違う,呟きが
聞こえるような曲でした。
ここから,南欧に飛んで,
アルベニス/イベリアから2曲,ファリャ/アンダルシア幻想曲
が前半です。スペインの暑い乾いた空気を胸に入れられたかのよ
うな気分で休憩を迎えました。
後半の最初の曲も,ヤナーチェクピアノソナタ「1905年10月
1日,街頭にて」という,流血事件の曲とあって,重々しい中にも
哀しみを漂わせたいい曲でした。
フィナーレは,ムソルグスキー展覧会の絵
これは,言うまでもないでしょう。
いつものように,こっそりと鼻歌を唄いながら愉しみました。
アンコールは,スクリャービンエチュード作品2-1と,
最後までいい雰囲気を漂わせる選曲だったと思います。
やっぱり,生はいいですね。
しかし,こういう個性的なプログラムを演奏する人は,少ない
のが,私の嘆きか・・・・。あぁ,無情。