magurit’s blog

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『かもめのジョナサン』完成版

 中学生だった頃に、映画まで
 見てはまりましたが、完成版が
 文庫になったので昨日、購入。
 

かもめのジョナサン 完成版 (新潮文庫)

かもめのジョナサン 完成版 (新潮文庫)

 今朝、早く目が覚めたので、
 読むことにした。
 先にも書いた様に、当時、
 何度も読んだので、以前の版の
 パート3までは、ほぼ覚えている。
 それを読み返すエネルギーは無いので、
 完成版として付け加えられたパート4
 から読むことにした。
 
 読後感が、どうもしっくりいかない。
 前のままでよかったようにしか私には感じない。
 あとがきを読み納得した。
 宗教書の様なパート4だったからだ。

 夢見る中学生だった頃は、パート3までなら、
 壮大なファンタシーとして充分すぎる内容であった。
 
 ところが、宗教めいたパート4が入ったことで、 
 仕事に就き、原子論・無神論者になった私にとって
 宗教めいた説話は鬱陶しいだけなのだ。
 
 歳を重ねて、読めなくなった、いや、読まなくても
 よかったのかもしれない。
 
 そういえば、同じ著者の『イリュージョン』も大人になってからは、
 読めなくなったものな。
 

イリュージョン (集英社文庫 ハ 3-1)

イリュージョン (集英社文庫 ハ 3-1)