magurit’s blog

はてなダイアリーからの移転です!

一点突破主義で潰す(1)

 過去のダイアリーにも書いたが、
 昨夜の夢枕に、元同僚*1が「maguritさん、書けよ」と
 呟いたので、これから、あの頃の事を時々、書くことにする。
 他人からみれば、愚痴の様に見えるかもしれないが・・・。

 職場の改革にやってきた元某腐立校長は、一年間は大人しくしていた。
 いや、自分の言うままになる人間を物色していたのだろう。
 翌年から、改革(悪)に着手し始めた。
 丁度、糞小泉郵政民営化の頃だったから、彼の物真似だろう「進捗状況」
 をことあるごとに、連発していた。

 何故、物真似と決め付けるかというと、同時期、某日産の社長にやってき
 たカルロス・ゴーンの台詞を持ち出したり、米のパウエルの伝記本の話ま
 でしていたからだ*2。 
 
 彼は、自分の意見に従う者を賛成派とし、改革に賛成しているにもかかわ らず、自分の手に余る人間を反対派と決め付けて、行動に起こした。
 今なら、パワハラと誰もが思うことを、*3平気で行っていた。
 
 媚び諂う賛成派には、楽なテーマを与え、自分の手に余る人間には、
 膨大なデータを必要とすることや、抽象的なテーマを与えて、回答に時間 がかかると見るや、激昂しののしり侮蔑を与えることがしばしばだった。
 
 何度も恫喝を行い、自分を媚び諂う賛成派に改宗させようと何度もヒアリ
 ングを行った。
 
 私は、校務分掌でデータを扱う仕事をしていたが、ヒアリングの席で
 こういう風に言われた。
 「これからは、データの時代だよ。何でもデータで決まるのだ!」
  
 その数年前から、私は統計本ばかり積読しており、そこから導き出される
 ことは、ただ一つ、「データで嘘をつける」だった。
 
 そのためか、その言葉が口から出てしまった。
 
 すると、小男は「そんなことわかってるよ!そもそもアンケートは(欲し い)答えを想定して作るんだ!」と私を怒鳴りつけた。
 そして「こんな失礼なヒアリングは初めてだ、他の人とでは、なかった、
 なんなら、皆に聞いてもらってもかまわない」と付け加えた。
 
 私は、改革に反対ではなかった。あの浅黒い腹黒い小男のやり方が嫌だ
 っただけだ。
 
 もちろん、私は職場の多くの人に、自分のヒアリングの様子を話し、
 「どんなヒアリングでしたか?」と訊いてまわった。言われた事は
 きちんとするのだ。

 話は変わるが、何故、ガリレオ・ガリレイが物理の父と言われるのか。
 それは、一点突破主義にある。
 
 

ぼくらはガリレオ (岩波現代文庫)

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望遠鏡で見た星空の大発見 (やまねこブックレット)

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*1:故人

*2:オリジナリティがないケツの穴の小さい浅黒い小男だった

*3:当時は、パワハラ本でさえ、少 なかった