不穏な動きを感じる

　昔、「俺は黒子に徹するんや」と叫んで、
　実は表舞台ばかり出たがる男がいた。
　そのことを思い出した。
　
　古い人と再会したり電話で話したりした。
　色々あったらしい。
　あの場所で同じく仕事をしていた人間が
　どうしてこんな目にあわなければならないのだろう。

　”捨てる神あれば、拾う神あり”などと言う人がいるが、
　相当怪しい。
　神がいるなら、キリスト教なら子羊を捨てたりしないだろう。
　つまり、神はいないということだと私は思っている。