magurit’s blog

はてなダイアリーからの移転です!

『大奥』5巻--

 1年/冊なので,
 前巻までの内容が
 ちと怪しい。
 1巻から復習しないとな。

 題名から,ドロドロしたものを想像されるでしょうが,
 ドロドロしたSFなんですよ。
 伝染病で,男子だけが少なくなった日本の江戸時代という設定。
 将軍や老中は皆,女性。
 大奥は,世の少ない種馬から,さらに選りすぐりの美男子ばかり。
 

大奥 第5巻 (ジェッツコミックス)

大奥 第5巻 (ジェッツコミックス)

 
 よしながふみさんの作品との出会いは『大奥』なのですが,
 巻を追うごとに,着物が豪華絢爛になっていくような・・・。
 カバーを外すと,
 
 ね,豪華でしょ?
 この人の描く女性の表情は,凄いです。
 綱吉のお付きの柳沢出羽守吉保が,大奥の筆頭,右衛門佐との会見。
 
 
 
 この変化いかがでしょうか?
 前々職で,多くの人を見ましたが・・・こういう表情の変化あるんです。
 綱吉の父親と吉保の関係に怒った綱吉。
 信頼か愛憎か,女性ならではかと。
 
 綱吉の頃ですので,赤穂浪士の話もきちんと出てまいります。
 赤穂浪士に関しては,全て男。浅野匠守も数少ない男藩主。
 浪士が切腹ですから,世の女性が嘆くこと嘆くこと。
 ”いい男が47人も・・・。”