この本をどこで知ったのかは,
いまでは思い出さない。
たぶん,何か変わった本ばかり
紹介するような本だったんだろうが。
先日,泡坂妻夫さんが亡くなった時に,
何冊か紹介したのだが,この本が一番の変わり種に違いないと思うので,
改めて紹介しておきたい。
これが,『秘文字』の表紙と裏表紙。
今では,こういう装丁も時折見かけられるが・・・。
この不思議さだけでも,本好きは,惹かれてしまうだろう。
この本には,三人の作品が収められている。
扉をめくると
他の二人は・・・
この本は,暗号で書かれているのです。
解答編が袋とじになっています。
その後に,数編の暗号についての書き物もあります。
「暗号を解いて,読んだの?」ですって?
まさかぁ,袋閉じもあけてませんよぉ・・・(苦笑)。
私にとって,私の好奇心の謎を解く,大事な一冊なのです。
- 作者: 泡坂妻夫
- 出版社/メーカー: 社会思想社
- 発売日: 1983/03
- メディア: ?
- この商品を含むブログを見る