明日から3連休。
夕方,連れ合いと待ち合わせて「インディ・ジョーンズ」を見てきました。
ハヤカワ文庫の原作を読み終えたのが6/1*1ですが,
”どうしても見なくてはいけない”というより,
読んだ原作のイメージを補完する*2ために”見たいなぁ”という感じでした。
連れ合いとの会話で,”あんなことや,こんなこと”について,
ネタバラシできないのが,実に辛かった(笑)。
インディ・ジョーンズクリスタル・スカルの王国 (ハヤカワ文庫 NV イ 4-4)
- 作者: ジェイムズ・ローリンズ,漆原敦子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/05/23
- メディア: 文庫
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映画を観た感想です。
ハヤカワ文庫は,映画のノヴェライズではありません。
原作です。そして,映画は原作通りでした。
原作は,黄金を探して行方不明になったスペイン人が部下と共に
失踪する処から始まり,インディとマックが別の遺跡から拉致される
シーンに続きますが,この部分は省略されています。
映画の手法上,まったく問題ありません。
最後の聖戦から1ε年経った話です。
”スター・ウォーズ エピソード4-6”では,トータルの公開に何年もかかり,
俳優さんたちのリアルタイムな経年変化が画面上に無理を生じさせていましたが(笑),
インディ・ジョーンズや彼女にとって,画面上で特殊効果による若作りを
しなくても済むようになっていますから,見る方もシラケません。
お約束の過去の映画等(インディ・ジョーンズ以外からも含めて)からのパスティーシュが結構あり,
映画好きは思わずニヤリとすることでしょう。
”エリア51・ロズウェル・ナスカ・クリスタルスカル”と続く流れに,
あるキーワードが早々と思い浮かび,オチが浮かぶことでしょう。
しかし,その決まり切ったオチとは違う,言葉の言い換え(笑)と
アクションや自然の驚異で強引に力業を決めにかかってくれます。
”※△●・カフェ”,”失われた○ー●”,”黒い×■”,”最後の聖戦”,”ピラミッド”・・・。
ドタバタ,アクション,特にインディとマリオンの会話内容は最高です。
”似たもの同士はよくぶつかる”というのがよく描かれています。
連れ合いもよく笑っていました。
ラストシーン,教会から全員が出て行ってしまう様子は,
カーテンコールのようでした。
続きはないでしょう。少なくとも,ハリソン君は落ち着くことを願っています。
館内は,年輩の人が多かいように思いました。
”失われたアース”,”魔宮の伝説”,”最後の聖戦”をリアルタイムで
見てきた人の心の中に在るインディ・ジョーンズにハッピー・エンドの
決着を付けてくれる映画ですね。
永遠に,止むこと無い続きを,心の中に刻みたい人にはお節介な映画かもしれません。
若い人には,”ハムナプトラ3”や”トゥーム・レーダー”の様な
超スピーディな画面でないと満足できないでしょう。
”失われたアーク”が封切られた時は,
なんと展開の早い,3分ごとにドキドキ
の映画だったのですがね。
エンドロールが流れる中,無意識に,「レイダース・マーチ」と「愛のテーマ」を口笛で
合唱していました。頭の中では,”失われたアーク”でナチに柱に括られた
インディとマリオンが目を閉じて”絶対に目をあけるな”というシーンがずっと浮かんでいました。
帽子と革ジャンと鞭とリヴォルバーよ永遠に!!
*1:http://d.hatena.ne.jp/magurit/20080601#1212515899
*2:黄金帝国に侵入する為に石のオベリスクを立ち上がらせるシーンや,軍隊アリ,エラ51,アーク,マリオンからのキスとか