- 作者: 古内義明
- 出版社/メーカー: 成美堂出版
- 発売日: 2007/11/01
- メディア: 文庫
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
書き下ろしです。
この一年,「DICE-K」さんのプレーは,BSでかなり拝見しました。
日本プロ野球の贔屓チームの情報に接する機会がウンと減った1年でした。
この本には,マツザカさんのプレー内容(対戦とかね)には殆ど触れられていません。
(だから,おもしろい?なのに,おもしろい?)
ダイスケさんを入札した金額が取りざたされますが,
ここまで,丁寧に掘り下げて書いてあるものを読んだのは,
私は
初めてです。
CFや観光がメインだと思ってました。でも,120億もペイできるのかな?と。
しかし,ブランド「ダイスケ」を輸入したことで,
ヤンキースぐらいしか知名度の無い日本国土に,レッドソックスの名前が
かなり広まったのは間違いないでしょう。
遙か昔,野球少年が「俺は,あの巨人軍の☆になるんだ・・・」と叫んで
多くの球児が”大男チーム”のユニフォームに憧れました。
少し前から,大リーグのユニフォームを着る人も出てきました。
しかし,”大男チーム”への執着から”やぁんきぃす”への執着に変わっただけのようでした。
そのことを”赤い靴下”の首脳陣も苦々しく思っていたのかもしれません。
”ダイスケ”ブランドを得たことで,
日本の球児も”やぁんきぃす”だけでなく”赤い靴下”を初めから目指す人も現れるに違いありません。
そういう意味で,120億円の投資は,ウワサされるリスクよりもかなり低いのではないかと感じました。
今の日本に,”赤い靴下にとってのダイスケ”はあるのでしょうか?
あるようなないような。