長湯をしながら,時たま読む
『風呂で読む 山頭火』を。
静かに声を出しながら,詠む。
放浪の俳人,自由律の俳人,
山頭火の唄は,心にしみ入る
ものがある。 ◆ハンガリーの「世界の童話切手より・夕鶴」→
●ラヂオでつながって故郷の唄
昭和六年の正月三日,旅の途中の友人宅で「終日閑談」
「酒あり句あり,ラヂオもありて申分」のない正月気分を味わった。
この際できた句である。(後略)
●酔へばいろいろの声が聞こえる冬雨
●蜘蛛は網張る私は私を肯定する
(『風呂で読む 山頭火』引用)
- 作者: 大星光史
- 出版社/メーカー: 世界思想社
- 発売日: 1995/02
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