◆クリスマス ポインセチアは心の灯
「極月に人の心は燃えるからポインセチアの赤,クリスマス」俵万智
クリスマスでわき立つ街を彩るポインセチア。語源は,アメリカの外交官,
ジョエル・ポインセット。初代メキシコ大使を務めたポインセットが帰国す
る際,メキシコ原産の植物をアメリカに持ち込んだと言われる。アメリカで
は,ポインセットの命日である12月12日を「ナショナル・ポインセチア・デー」
としている。
ポインセチアを導入したのがポインセットなら,クリスマスと結びつけて
商機としたのが園芸家のポール・エッキーだ。1920年代,クリスマスの飾り
としてポインセチアに目をつけ,ロサンゼルスで売り出し,全米に定着した。
エッキーは,「ミスター・ポインセチア」の異名っまでとった。
赤はキリストの血を,緑は永遠の命を表しているとされ,クリスマスを象
徴する色だ。ポインセチアのきっぱりした赤が,クリスマスを迎える人々の
心に灯をともす。(校閲部:坂田慶子)(2006.12.21・木曜 読売夕刊より引用)
あの赤い部分は”キリストの血”なのか・・・。でも,生誕にキリストの血って・・・。