寒さと明るい外光に目覚めた。
「天気快晴なれど・・・」,窓外の景
色に布団から出るのを躊躇わせる,洗
濯物の揺れ動き。
ここ2週,週末に来客があり,人と
話をすることが続いている。
賑やかな一時と静寂。
心地よい疲れが”微睡みの世界へ”と
誘惑する。
↑マン島のクリスマス切手
「関西のJ1チームがまた一つ降格」だの「表彰台を独占」だのをサラッと流し,
「流行語大賞」を愉しむゆったりとした時代はとうに過ぎているのに,意味も無い格付けが
馬鹿な一人歩きを生み出す愚行に辟易としながら,”よみうり堂*1”へ。
「空想書店」。12月の店主は,諸星大二郎。テーマは「(いい意味で)役に立たない本」。
一冊の本を読むことで,突然アイデアが閃いてあれよあれよと作品のイメージが完成した
経験から「困った時には書店」へと足が向くと語る店主*2。
「ほらね・・・」と呟く。
その本との出会いがあったから,イメージが喚起されたのだから,その作品を紹介するのは
大事な事だと思う。
誰の為の参考なのかわからない〈参考文献〉。
「(読者がさらに調べる為の)参考文献」なのか,
「(自分の作品の為に)参考にした文献」なのか,
「盗作と訴えられないように張る煙幕の為の文献」なのか・・・。
他人のいい仕事*3を”誉める”のはそれこそ,品格を上げる事になるのではと思う朝であった。ああ,有情*4・・・。