magurit’s blog

はてなダイアリーからの移転です!

青空だけど・・・寒い日

  寒さと明るい外光に目覚めた。
 「天気快晴なれど・・・」,窓外の景
 色に布団から出るのを躊躇わせる,洗
 濯物の揺れ動き。
  ここ2週,週末に来客があり,人と
 話をすることが続いている。
  賑やかな一時と静寂。
 心地よい疲れが”微睡みの世界へ”と
 誘惑する。            
                          ↑マン島のクリスマス切手
  「関西のJ1チームがまた一つ降格」だの「表彰台を独占」だのをサラッと流し,
 「流行語大賞」を愉しむゆったりとした時代はとうに過ぎているのに,意味も無い格付けが
 馬鹿な一人歩きを生み出す愚行に辟易としながら,”よみうり堂*1”へ。
 「空想書店」。12月の店主は,諸星大二郎。テーマは「(いい意味で)役に立たない本」。
  一冊の本を読むことで,突然アイデアが閃いてあれよあれよと作品のイメージが完成した
 経験から「困った時には書店」へと足が向くと語る店主*2
 「ほらね・・・」と呟く。
  その本との出会いがあったから,イメージが喚起されたのだから,その作品を紹介するのは
 大事な事だと思う。
  誰の為の参考なのかわからない〈参考文献〉。           
 「(読者がさらに調べる為の)参考文献」なのか,
 「(自分の作品の為に)参考にした文献」なのか,
 「盗作と訴えられないように張る煙幕の為の文献」なのか・・・。
 他人のいい仕事*3を”誉める”のはそれこそ,品格を上げる事になるのではと思う朝であった。ああ,有情*4・・・。

*1:読売新聞,日曜日の読書欄

*2:ここで,店主は「その行為を自ら浅ましい」と恥じるのだが,それこそ品のある姿ではないか

*3:自分の作品を生み出す手助けをしてくれたのだからそれをイイ仕事と言わずして何と表現したらいいのかな?”品格”も”美しい”も派手なネオン広告の様に押し付けられて発露するものでもあるまいに・・・。”引用文献”も引用された数が多ければ,その文献の価値の高さを表しているのに,どうして,いじこましく立ち回るのか?

*4:「新居信正『また,女の先生か』青春出版(絶版)」の著者が文末に使う言葉を引用