でこぽんさんの処で,清水玲子氏の話題を見かけたので,書店で入手。
別にこの本の話ではなかったのですが,新刊の処にあったのと,
帯に「・・・SF・ファンタジー系はもちろん・・原点ココにあり」と
あるので,「初めて読むのには無難かな」と・・・。
- 作者: 清水玲子
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2006/07/01
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 2回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
(06/07/18/00:38追加記述)
『100万ポンドの愛』とても,面白かった。
解説の藤本由香里さんも書いておられますが,
「 デビュー作には作者のすべてがあるとはよく言われることだが,
読んでいて気づくのは,ここに惜しみなく発揮されている清水玲子
のユーモア感覚である。・・・(中略)・・・清水玲子の基底には
健康なユーモア感覚が息づいていることがよくわかる。どれもこれ
も楽しくて,思わずにんまりしてしまうのだ。」
まさに,この通り。
思わずにんまりしてしまう辺りは,清原なつの氏の作品を読んだ時
にも感じる温かさを心の奥底にじんわりと感じてしまう。
表題作の「100万ポンドの愛」は,どこか(映画,小説を問わず)
で聞いた様な懐かしさを感じると共に,オチの部分にある長い時間の
純愛を麗しく思ってしまう。
「フォクシー・フォックス」のファンクラブ達が,みなヒロインに
かってお世話になった記憶の持ち主だったあたりや「三叉路物語」の
霊界から生き返る自縛霊の姿も優しい。「ヒューネラル・マーチ」の
ヒロインが「おみあいじゃなく恋愛したい」と言って手術からの生還
の強い意志をさりげなく語ったり,「キス・ミー・バンパネラ」の気
弱なバンパイヤが,吸った血の持ち主の影響?いや残響に振り回され
る中,ヒロインが愛に気づいたりと,いい話ばかりだった。
朝松健氏の『マジカルシティナイトFINAL』は,
- 作者: 朝松健,哉井涼
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2006/07/12
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 10回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
”魔術戦士”シリーズみたいなのを予想しているが・・・。
魔術戦士(マジカル・ウォーリアー)〈1〉蛇神召喚 (ハルキ文庫)
- 作者: 朝松健,杉本一文
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 1999/11
- メディア: 文庫
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
それも眺めてきた。王寺ミチル*1の
ようなスッキリした芯の強そうな雰囲気に見えました。
『ケッヘル』が直木賞を取るといいなぁ(微笑)。
日経 WOMAN (ウーマン) 2006年 08月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 日経ホーム出版社
- 発売日: 2006/07/07
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログ (1件) を見る
ことのはの巫女とことだまの魔女と (IDコミックス 百合姫コミックス)
- 作者: 藤枝雅
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2006/07/14
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 15回
- この商品を含むブログ (26件) を見る
- 作者: 六花チヨ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/07/13
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 8回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
新谷かおるの漫画ばかり(笑)。
- 作者: 新谷かおる
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2003/04
- メディア: 文庫
- クリック: 23回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
- 作者: ブライアン・ラムレイ,夏来健次
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2006/01/11
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 30回
- この商品を含むブログ (79件) を見る
- 作者: 吾妻ひでお
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/07/06
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 34回
- この商品を含むブログ (402件) を見る
大阪は,まだまだ雨が降ってます。
*1:『天使の骨』『猫背の王子』の主人公