magurit’s blog

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清水玲子『100万ボンドの愛』

 でこぽんさんの処で,清水玲子氏の話題を見かけたので,書店で入手。
 別にこの本の話ではなかったのですが,新刊の処にあったのと,
 帯に「・・・SF・ファンタジー系はもちろん・・原点ココにあり」と
 あるので,「初めて読むのには無難かな」と・・・。
  

100万ポンドの愛 (白泉社文庫 (し-2-15))

100万ポンドの愛 (白泉社文庫 (し-2-15))

 寝るまでに読みましょう・・・。

 (06/07/18/00:38追加記述)
 『100万ポンドの愛』とても,面白かった。
  解説の藤本由香里さんも書いておられますが,
 「 デビュー作には作者のすべてがあるとはよく言われることだが,
  読んでいて気づくのは,ここに惜しみなく発揮されている清水玲子
  のユーモア感覚である。・・・(中略)・・・清水玲子の基底には
  健康なユーモア感覚が息づいていることがよくわかる。どれもこれ
  も楽しくて,思わずにんまりしてしまうのだ。」
  まさに,この通り。
  思わずにんまりしてしまう辺りは,清原なつの氏の作品を読んだ時
  にも感じる温かさを心の奥底にじんわりと感じてしまう。
   表題作の「100万ポンドの愛」は,どこか(映画,小説を問わず)
  で聞いた様な懐かしさを感じると共に,オチの部分にある長い時間の
  純愛を麗しく思ってしまう。
   「フォクシー・フォックス」のファンクラブ達が,みなヒロインに
  かってお世話になった記憶の持ち主だったあたりや「三叉路物語」の
  霊界から生き返る自縛霊の姿も優しい。「ヒューネラル・マーチ」の
  ヒロインが「おみあいじゃなく恋愛したい」と言って手術からの生還
  の強い意志をさりげなく語ったり,「キス・ミー・バンパネラ」の気
  弱なバンパイヤが,吸った血の持ち主の影響?いや残響に振り回され
  る中,ヒロインが愛に気づいたりと,いい話ばかりだった。

 朝松健氏の『マジカルシティナイトFINAL』は,
 

暗黒は我を蔽う マジカル・シティ・ナイト (GA文庫)

暗黒は我を蔽う マジカル・シティ・ナイト (GA文庫)

 初めて買う(笑)シリーズ。
 ”魔術戦士”シリーズみたいなのを予想しているが・・・。
 
魔術戦士(マジカル・ウォーリアー)〈1〉蛇神召喚 (ハルキ文庫)

魔術戦士(マジカル・ウォーリアー)〈1〉蛇神召喚 (ハルキ文庫)

 中山可穂氏の肖像が”日経ウーマン”に載っているとの情報を得たので,
 それも眺めてきた。王寺ミチル*1
 ようなスッキリした芯の強そうな雰囲気に見えました。
 『ケッヘル』が直木賞を取るといいなぁ(微笑)。
  あとは,藤枝雅氏と六花チヨ氏の本を入手。
 
ことのはの巫女とことだまの魔女と (IDコミックス 百合姫コミックス)

ことのはの巫女とことだまの魔女と (IDコミックス 百合姫コミックス)

 
IS(6) (KC KISS)

IS(6) (KC KISS)

 しかし,この1,2週間,荷造りの手を止めて読んでいるのは,
 新谷かおるの漫画ばかり(笑)。
 
ぶっとび!!CPU (1) (MF文庫)

ぶっとび!!CPU (1) (MF文庫)

 ブックカバーをかけて持ち歩くのは,
  『失踪日記』に続く『うつうつひでお日記』は少しずつ読んでます。
 
うつうつひでお日記 (単行本コミックス)

うつうつひでお日記 (単行本コミックス)

 (7/12から7/28までを読んだ。その時の辛さワカルだけに・・・。)
 
 
 大阪は,まだまだ雨が降ってます。

*1:『天使の骨』『猫背の王子』の主人公