(カリフラワー)→
昨日から,「もしも明日が来なかったら」というオバカな妄想に
取り憑かれていて(苦笑),どうも気になって仕方がない。
仕方ないので,こういう時は,「腑に落ちる」まで,こだわるこ
とにする(笑)*1。
で,他に「明日が来ない」状況を現したものは無いかと,
記憶を探っていくと,「これもある意味”明日が来ない”話かも」
と,トンチ的に思いついた。
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核戦争の影響で,北半球が汚染され人類は壊滅状態。
残された南半球も時間の問題。
米海軍・潜水艦の艦長が,部下を連れて,故郷のアメリカを
一目見ようと,帰還するが・・・廃墟だった。
そこに無電が入り,「生き残りが居るのか?」と希望を持たせるが,
無電は,無線機の電源が入ったまま,風に揺れるカーテンか何かで,
電鍵キーが叩かれていたという悲哀漂う話。
そして,南半球(オーストラリアが舞台)も,刻一刻と放射能が広がり,
尊厳死を求める者等,様々な人間模様が描かれる。最後は,ワルチング・
マチルダの流れる中,静かな風景で幕を閉じる。
こんな感じの話だったと思うが,
確実に,人類が滅びてしまうが,建物などは残っている状態。
人類にとって「明日は来ない」わけであるが,カウントダウンしながら
「明日が来ない」日を待つので,命題*2「もし
も,明日がこなかったら・・・」とは,ちょいと違うなぁ,と一人で納得。
『ゾウの時間とネズミの時間』(本川達雄)が脳裏をかすめる。
果たして,ネコにとって,”明日”という概念,理解はあるのだろうか?
エサをもらって,腹がくちて眠る。ネコは24時間の半分以上を眠って
いるが,目覚めた時は,果たして,人間で言うところの「睡眠時中途覚醒」
なのか,それとも,”明日がおとずれている”のだろうか・・。
ますます,深みにはまって行く・・・(苦笑)。