サメは，保護されるべき生き物なんだけど・・・・。

　関西ローカルの「クイズ伸○君！」という番組がある。
　若手芸人ばかりが集まった，「なにわ突撃隊」というチームから
　２〜３人で，仕事の手伝いや祭り，レースにチャレンジし，
　そのビデオシーンに対して，クイズが３問ぐらい出題される。
　クイズ番組という形をとっているが，島田伸○のトーク番組の
　ようなものである。

　29日（月）の放送では，和歌山の那智勝浦から，
　サメの「突きんぼう」漁に，二人の芸人がチャレンジしたのだが・・。

　三角の背鰭が見えたら「ジョーズ！」と叫び，シーラを釣り上げたら
　ボコボコに頭を殴って大人しくさせるなど，ちょっと無茶苦茶。

　せっかく，生きたシーラを釣ったのだから，死ぬ前と死んだ後の
　個体の色変化を見たかった。

　２ｍ程度の「ヨシキリザメ」や「シュモクザメ」で，
　映画の「ジョーズ」の題材に使われた，ホホジロザメと同じに
　されたのでは，サメもせんなかろうに・・・・。

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　大体，サメの生態は，わらからない事がとても多いのだ。
　ホホジロザメ等は，卵胎生なのか卵生なのかすらわかっていない。
　水族館で飼育している（できている）ところは，世界で一箇所だけと
　聴いている。

　シュモクザメは，横に張り出した頭から「ハンマーヘッド」と呼ばれるが，
　このサメは胎生である。つまりヘソがある。もちろん，成長して大きくな
　ると，ヘソは分からなくなるが，ヘソの緒で母体と繋がっている。

　サメ・エイは軟骨魚類といい，スズキやカレイ，タイ等の硬骨魚類とは，
　体のつくりがまったく違っている。
　
　最近，噂になるＵＭＡの中に，太古に滅んだとされる２０ｍ強のホホジロ
　ザメ型のものがいる。メガロドンと呼ばれているが，その比較的新しい歯
　が深海の電話線ケーブルに刺さっていたらしい。
　
　仮に，その子孫が生きていたとして，その姿形が，現在のサメとほぼ同じ
　だとすると，サメという地球生物の同胞は，はるか太古に完成されていた
　と言える。つまり，シーラカンスにも匹敵する「生きた化石」なのだ。

　何か，まとまりがつかなくなってしまった。
　サメの話はまたにするとしよう。

サメガイドブック―世界のサメ・エイ図鑑

サメ・ウォッチング

MEG(メグ)