magurit’s blog

はてなダイアリーからの移転です!

夏休みというと,10時のサイレンと共に家を飛び出し,小さな用水の,

 メダカやドジョウを追いかけ,神社の境内にカラスアゲハを探し,ゴルフ場
 に通じる道筋のクヌギ林にカブトムシを探した。5時のサイレンまで,それは,
 愉しい毎日だった。

 春には,土手に昇って,ダンボールをお尻に敷いて,草ソリで遊んだ。
 ズボンが緑に染まり,親に叱られたが,同時に,ツクシを袋一杯とって帰り
 佃煮にしてもらった。ご飯がとても美味しかった。
 釣り好きの友達に磯に連れて行ってもらい,アブラメを何枚か釣ったのが懐
 かしい。ある時,黄色の帯状のゼラチン質のヒモの様なものを見つけたこと
 があった。「何の卵だろう?」とずっと心に残った。最近になって,アメフ
 ラシの卵らしいと図鑑で知った。

 秋になると,ドングリ*1の実を拾いに歩いた。
 ほんとうに,愉しかった。
 だから「自然が美しい」は,もっと成長,いや老成してから思う言葉だろう。

*1:団栗は総称で,シイ,マテバシイ,ナラ,クヌギ等の広葉樹の木の実を言う