ヘルシンキの世界選手権報道を見ていて,
どうにも鼻につくのが,二人の司会者と,放送局の引き延ばし。
たかが,タレント風情(ちょっと偏見か)が,玄人*1の競技にアレコレ口をはさむのは,どうにも虫が好かない。
関西の芸人,某氏が『16年目のサイキック〜』の帯で「嫌なら読
むな(聞くな)?」と書いているが,ヘルシンキの街並みとマラソンを見
たい時に他が放送してないのだから仕方がない。「嫌なら見るな」も時と
場合によりけりだ。
どうして,ああまで,ショーアップする必要があるのか,理解に苦しむ。
現地の実況アナウンサーも同局のバラエティ・スポーツ番組「筋○番○」
の実況さながらの力みよう。
さらには,日本人の最後にゴールした選手にインタビューするアナウンサ
ーの思いやりのなさにも気分が悪かった。彼は,レース前から足を痛めて
いた。そういう情報が解説者ではなく,実況から話されたのだから,当然
知っているべき情報だろう。
ゴールした選手に「お疲れさまでした。足の具合は大丈夫ですか?」で始
めるのが常識だろう。にもかかわらず「48位,2時間〜」でインタ
ビューするとは,言われたままのロボットと同じではないか?
昨今の日本人は,思考を停止したのか?
考えるのを辞めたのだろうか?
自分で考えて,納得がいかなければ,相談し判断を仰ぐということをする
のが,「仕事」ではないのか?
同世代の同僚にも,「ノルマ」=「仕事」と勘違いしてる輩も多い。
明日の夜のマラソンも愉しみだが,また,バ○な連中の押し付けで,ツマ
ラナイものにならなければいいが・・・。
一国の主が,「刺客」(=「暗殺者」)を反対議員の選挙区に放つ等とい
う発言は,テロリストそのものだ!テロリストの首相が,某国の人間を批
判する姿こそ,「天に唾するもの」。
彼の登場と共に,あちこちの企業や自治体で「改革」がスローガンになっ
たが,改革等存在せず,「改悪」と「不正の露呈」ばかりが際だつ。
「革命」は成就して,後世に「革命」と認知される。
「改革」も同じこと。成就もしない,誰もが*2納得できるように説明す
る義務もほったらかしにして,小数の筋を通す者をイビル。
そんな社会の象徴が彼だから,愚かな事がまかり通るのだろうし,思いや
りのない機械的なインタビューしかできない人間が育つのだろう。
- 作者: 榎並重行
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2005/01
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (2件) を見る