子供の頃,今の私の世代の大人は,随分立派に見えた。
「あの年齢になれば,何事にも動じない大人になるんだ」と・・・。
しかし,大学を卒業し職に就き,時の流れに身を委ねるかのごとく,
仕事の虫となり,日々は過ぎ去って行った。
ふと,我が手を見る(苦笑:宮沢賢治じゃないって・・・)。
見たくもない鏡に映る我が顔を,姿を・・・・。
衰えは隠せないが,思考も指向も嗜好も,経験こそ重ねたが,
ちっとも落ち着いた風情も感じられない。
某番組で,『バカの○○』の著者が,現代人の脳の成熟が遅れている
等と言っていたが,脳が遅れているのなら,体細胞にも遅れるように
命令を発して欲しいものだ。
別に,100も120も生きたいわけじゃない!
ほんの少し,若いエネルギー(活力としておこう:エネルギーの定義は
〈仕事:科学的な意味での仕事:力×距離〉をする能力)が
欲しいじゃないですか・・・・。
ということで,今日,斜め読みしていたのは,
先日来,再注目している,吾妻ひでおの『やけくそ天使』(笑)。
(これは,骨休めということで・・・・。)